新入社員が適応障害になりました。
適応障害になりました。
どうも、あでぃです。 僕は、去年の9月ころに適応障害になりました。 適応障害とは、環境の変化に適応できず、そのストレスによって心身に何らかの症状がおき、生活に支障が出る病気です。 症状的には軽いうつ病のようなものです。 この病気まだまだマイナーなもので、家族や友人、恋人に話しても「ん?」みたいな顔をされてしまいます。 さらには障害と言う単語もついているので、誤解されることも少なくありません。 今日はそんな病気を、僕の体験談から話し少しでも手助けになれば良いなと思います。 少し長くなりますが、よろしくお願いします。
症状を時系列で振り返る
軽い体調不良になる(7〜8月)
SEとして働いていましたが、その時任されたプロジェクトがありまして、僕がポンコツであるが故にミスすることが多かったです。 「なんでミスしたんだろう」と毎回思うようになり、落ち込むようになりました。(毎回メモするんですけど別のところでボロが出る感じ・・・) 同時に、同期はとても優秀で、どんどん置いていかれるような気持ちになり、その頃から体調不良が起こるようになりました。
症状(7〜8月)
- 朝起きるのが辛い(体の重力が2倍に感じる感じ)
- 軽い吐き気
- 軽いめまい
- 気分の落ち込み
- 食欲が減る
- 不安になる
症状的には午前中酷く、午後は落ち着いて行く感じになり、帰るときにはほとんど治っています。 2ヶ月間毎日この症状に悩まされることになりましたが、まあ昔から体調不良になることは多かったので、そのときはあまり気にしていなかったです。
体調の悪化(9月前半)
ミスが多かった私でも、なんども聞き返したりメモを忘れずに取ったり、ダブルチェックをしたりとできるだけの対策をした結果、注意されることも徐々にですが減ってきました。 しかし、重要な会社のメンテナンスの当日、大きなミスをしてしまい、めちゃくちゃ落ち込んでしまいました。 先輩は俺もしっかり伝達できていなかったとフォローしてくださいましたが、「僕のせいだ・・・僕のせいだ・・・」と思いつめるようになり、なんでこんなにも仕事ができないんだろうと考えるようになりました。 その頃から、体調が無視できないほど酷くなりました。
症状(9月前半)
- 吐き気
- めまい
- 動悸
- 不安になる
- 涙が出てくる
涙が出てくるのは流石にやばいと感じ、上司に相談したところ精神神経科を紹介されました。 最初は抵抗があったのですが、現状に耐えきれなかったので行くことにしました。
休職(1週間)
精神神経科で診断したところ「適応障害」と診断されました。 失礼な話ですが、障害と言う単語が出てきたのでそのときはかなり心にきました。それと同時に、「僕は病気なんだ」ということにも気づき、少し気持ちも楽になりました。 症状はそこまで重くないらしく、診断書をいただき1週間会社を休むことになりました。
お医者さんに言われたこと
- ゆっくり休んでください
- 生活リズムは乱さないでください(会社に行く時と同様の就寝、起床時間)
- 好きなことをしてください
- 毎日、日の光を浴びましょう
- 軽い運動もできるといいね
- 辛かったら薬を飲んでください
お医者さんに言われたことはこんな感じでした。他にも色々言われたような気がしますが、とにかく重要なのが休むことらしくて「体を休めてください」と念を押されて言われました。 体を休めるってなんだーと思いましたが、結構ゴロゴロしてもOKで、僕が思う体を休めるをすればいいらしいです。(ストレスを溜めないこと)
僕はAmazon Primeでひたすら映画を見ていました。(笑)
薬というのはロラゼパム0.5のことで、辛いというのは動悸とか不眠時に使用するものらしいです。頓服なので症状が出たら飲む感じで抵抗はあまりなかったです。
復帰(10~3月)
休職から1週間が経ち、上司と相談した結果、業務内容をかなり減らしてもらい復帰しましたが、朝起床時は若干の症状が出るので薬を飲んでから会社に行くことになりました。 しかし、このままだとまた症状が再発してしまう可能性があるので上司と相談しながら僕の中で考え方を変えようとしました。
自分の中で変えようとしたこと
- 同期は同期、自分は自分という区切りをつける
- 自分を思い詰めすぎないようにする
- ネガティブ思考を改める
- 上司や先輩に積極的に相談する
この4点を意識して、自分を変えようとしました。
1つ目は同期と自分を比べないようにする。 7〜8月頃から本格的な仕事が始まりましたが、同期の優秀さに驚くと同時に自分の不甲斐なさを感じていました。そのことを精神科の先生に相談した結果、相手の良いところを見れているので、次は自分の良いところを見れるようにした方がいいと言われました。 「同期はあれもこれもできるすごい、それに比べて自分は・・・」だけではなくて、じゃあ僕は何ができるのかと考えました。結果、僕の場合は同期よりもドキュメントの作成に長けており、上司や先輩に褒められていたので、「同期は○○ができる、僕はドキュメント作成が綺麗にできる」と言ったように、他人と自分を区別するよう勤務中取り組みました。
2つ目は自分を思い詰めすぎないようにする。 思い詰める人は、やっぱり真面目な人が多いみたいです。悪く言えば頑固な感じ、自分の失敗を許せなかったりするとやっぱり追い詰めてしまう場合が多いです。そして責任感もあると誰にも相談できず、どんどん気分が落ちていき体調不良になっていく。 対策はなかなか難しいですが、僕は自分で考えた結果、ミスした自分を許す。これだと思いました。 そして、なぜミスしたのかを考え、どのようにすれば次防げるのかを考えるようにする。当たり前ですが、それが一番だと感じました。
3つ目はネガティブ思考を改める。 これはそのままの意味です。子供の頃からそうだったのですが、いつも物事をネガティブに考える傾向にありました。 「明日は日直だから嫌な日だ。」「塾があるから嫌な日だ。」と考えており、10の幸せも1の不幸で1日が憂鬱になる感じでした。でも日直の日でも、友達とワイワイ話せてたし、体育が好きだったので楽しめてたり、嫌だって思っている日にもいいことはあるそんな感じで仕事にも楽しさを見出そうと考え、取り組みました。
4つ目は上司や先輩に積極的に相談する。 今までは、先輩や上司に迷惑がかかると思い、あまり相談することができませんでした。お医者さんに教えていただいたのですが、相談が下手な人間(できない)は、何事も抱え込んでしまい、適応障害や鬱になってしまうらしいです。 その対策として、10分自分で考え、調べわからなかったら相談するように決まりごとを作りました。先輩や上司は今忙しくても相談があるとわかると今後の予定を立てやすいとおっしゃっていたので積極的に相談し、ダメなら後回しにしてもらってもいいやと考えるようになりました。
休職(4月)
上記のことを考え、業務に取り組みましたが、僕の体はすぐ切り替えることはできませんでした。業務は、社内の問題を解決するヘルプデスクに変更されたのですが、よくテンパってしまい電話の内容を聞きメモを取るのが難しく慣れませんでした。そして電話を取るのが怖くなり、新たな業務に適応できず再発し、休職となりました。
結局、適応障害ってなんだ?
適応障害とは、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。 僕の場合、1回目は先輩とのプロジェクトにミスに過敏になり発症。2回目はヘルプデスク業務が辛く耐え難い状況になり発症。 現在はストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れているので適応障害による症状は改善方向に向かっています。 「自分の中で変えようとしたこと」を頑張ってやっていこうと努力した結果、心が傷つき続け僕は壊れてしまいました。
甘えと言われるかもしれません、努力不足と言われるかもしれません、逃げたと言われるかもしれません。
現在の僕はここが限界だったんだと、気がづきました。
体に異変を感じたら病院へいこう
4月の休職も3月頭から体に異変を感じ、精神神経科を受診した結果、発覚しました。このままいけば鬱病となっていたかもしれないと言われました。
体の異変は僕の場合これらのことです。
- 吐き気
- めまい
- 動悸
- 不安になる
- 涙が出てくる
これらの症状が出たらできるだけ早く近くの精神神経科や心療内科を受診しましょう。初めては不安かもしれませんが、相談するぐらいの気持ちで、体のために行ってください。 ほとんどの心療内科は予約制となっていますので、あらかじめ電話やインターネットで予約してから行くような形になります。 自分の体をわかるのは自分だけです。未来の自分のために行ってあげてください。
最後に
下手くそな文章となってしまいましたが、以上となります。 文章を書くのは、非常に難しいと改めて感じさせられます。 これからも、ゆるくやっていきますので、よろしくお願いします。
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